主な特徴は以下の通りです。
Storage
新機能
- メディアスペースのデータをクラウドオブジェクトストレージサービス(Amazon S3/Generic S3/Backblaze B2/Wasabi)にレプリケートするツールとして「FLEX Sync」が追加されました。(ご利用には追加ライセンスが必要となります。)
- EditShare OSが第10世代となりました。(ベースとなっているLinux Ubuntuが20.04、Kernelが5.15.0-91になりました。)
- EditShare Storage Serverへリモートアクセスする手段として、VNCに加えRDPでもアクセスできるようになりました。
- Control Panelに「Screensaver Preferences」ツールが追加されました。一定時間操作が無いと自動で画面をロックするように設定ができます。
バグフィックス
- ESA(EFSクラスタリングを使用しないで、複数のEditShare Storage Serverを1つの仮想IPで統合し、仮想の1台のシステムとして一元的にユーザー管理やメディアスペース管理が行えるEditShare独自の技術)は、サポート終了に伴いES OS 2023.2.0へアップグレードすることはできません。アップグレードするにはESAサーバーグループを解除して、スタンドアローンにする必要がございます。詳細については、弊社サポート窓口までお問い合わせください。
- ネットワークインターフェースの命名スキームが、"ethX "から "enX "に変更されました。
- macからEFS接続時に濁点・半濁点をふくむ文字をファイル名にすると、EditShare内部では濁点・半濁点を1文字として認識してしまう仕様でした。アプリケーションやOSによっては別文字と認識してしまい、ファイルへのパスが切れてしまうことがある問題があったため、修正しました。
- EditShare Connect は、ほとんどの容量を有効数字 3 桁の精度で表示するようになりました。
- macOSのEditShare Connectで「10GbE接続の最適化」を設定する項目が削除されました。
- MacとWindowsのPCで、EFS接続時に大容量のディレクトリのブラウジングの応答性が向上しました。
- EditShare Connectの「パスワード変更」機能で、予期しない結果が出ることがありましたが、本バージョンで修正されました。
- macOS上でEFSを使ったマウントに失敗すると、Macがロックして強制再起動が必要になることがありました。このバージョンでは、強制再起動が必要にならないように、マウントの動作が変更されました。
- 大容量の最新サーバーでは、週に一度行われる「整合性チェック」を完了するのに1週間以上かかることがあり、「The unit 'u0' of RAID controller 'c0' has not completed a verification in more than 7 days.」と警告メッセージが表示されてしまうことがありました。このバージョンから、最新のテスト完了が1週間以上前であっても、警告メッセージを表示しなくなりました。
- ランディングページのEditShare ConnectのダウンロードURLが、EditShareサーバーのローカルパスからEditShare社のダウンロードページURLへと変更されました。EditShare Connectをダウンロードする際は、インターネットに接続可能なPCから行う必要があります。サポートエッジに最新のEditShare Connectを配布しておりますのでご利用ください。
- 本バージョンから、グループ名「render」はオペレーティングシステムによって予約されています。そのため、「Render」および「render」という名前のメディアスペースを作成することができなくなりました。
FLOW
新機能
- EditShare Oneは、FLOWに属するツールで、Webベースのアプリケーションです。
プロデューサーやエディターに適したFLOWの機能がこのプリケーションにまとめられています。

- 異なるサイトのEFS Storageでのファイル転送をサポート
- multisite環境でのアップロードおよびダウンロードのサポート
- Multisite環境でのシームレスなプロキシ編集のサポート
- レビューステータスとアサイン機能が追加されました。
レビューステータスを見ることでファイルの進捗状況を確認できます。また、ファイルに対してユーザーをアサインできるようになりました。
- レビューマーカーを含むシーケンスを検索できるようになりました。
- Watch Folderノードに、監視対象に含める/含めないフォルダを設定できるようになりました。
- フィルターのメタデータノードが、トランスクリプトメタデータをフィルタリングできるようになりました。
- レビューステータスとアサイン機能が追加されました。レビューステータスを見ることでファイルの進捗状況が確認できます。
また、ファイルに対してユーザーをアサインできるようになりました。
- NLEにメディアをインポートする、リンクする速度が大幅に向上しました。また、インポート制限(100クリップ)も削除されました。
- メディアをインポート時に、すべてのフォルダ構造を保持するようになりました。
- ストレージへのアップロード速度が向上し、進捗状況の表示が改善されました。
- FLOW Panel上で、メディアスペースやフォルダ、ファイルをスキャンできるようになりました。
- 読み込んだトランスクリプション内の全てのハイライトをNLEのターゲットタイムラインに、タイムラインマーカーとしてインポートできます。
- トランスクリプトの選択したテキストセクションをNLEのターゲットライムラインにインポートすることができます。
- 環境設定で通知の表示時間や表示する通知の種類を設定できるようになりました。
- ユーザータブの「Products&Features」の項目に、EditShare Oneの機能権限が追加されました。
- ユーザータブの「Details」の項目で、グループ名をコピーすることができるようになりました。
バグフィックス
- Automation Userが構成されていない場合、Watch Folderのジョブが実行されない現象を修正しました。
- Editing Proxyを選択して「Apply to all」をクリックすると、Streaming Proxyが選択される現象が修正されました。
- 名前に空白文字が入るメディアスペースから、メディアをインポートできない現象が修正されました。
- バックグラウンドでメディアスペースのスキャンが完了すると、開いているフォルダが勝手に閉じる現象が修正されました。
- ストレージへのエクスポートが成功してもエラーが表示される現象が修正されました。
- サブクリップを含むシーケンスをPremiere Proにインポートすると、元クリップのコピーが複数作成される問題を修正しました。
- ジョブの状態が更新された時に、スキャンジョブの履歴が正常に更新されない現象を修正しました。
- スキャン対象のフォルダが存在しなかった場合、エラーが表示されない現象を修正しました。
- スキャンジョブで対象となっているメディアスペースが削除された後に、スケジュールの内容を変更できない現象を修正しました。
- FLOW
- プロキシ生成またはスキャンを実行中にスタックする問題の修正と改善がされました。
- Render MasterとProxy Workerの通信ができなくなり、プロキシ生成がストップする問題が修正されました。
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