バーチャル(VR/VP/XR)ソリューション


VGIでは、Unreal Engine をリアルタイムCG出力エンジンとして活用することで、 LEDスクリーン、ビジョン向けの演出映像を送出するシステムや、 Virtual Production (VP) という新しい映像制作手法に活用するなど、 新しい映像表現を実現するソリューションを提供します。

Unreal Engine (UE) は、Epic Games社が開発したゲームエンジンで、フォートナイトなど著名なゲームの開発環境として数多く使用されている業界を代表するゲームエンジンです。 Epic Gamesでは、このUEをゲーム市場だけでなく、非ゲーム市場への展開を進めており、その比類なき機能と描画パフォーマンスは、シミュレーション、VR、ARのベースとして注目、活用されています。

< eスポーツを始めとする、Liveを盛り上げる背景描写を実現可能 >   



 ■ VP : バーチャルプロダクション

VGIでは、「大型LEDディスプレイ、カメラトラッキングとリアルタイムレンダリングエンジンを組み合わせた撮影手法のひとつ」と定義しています。カメラトラッキングシステムから得た視線情報を元に3D CGをLEDディスプレイに描画することで、自然なバーチャル背景を大型LEDディスプレイに表示し、現実空間にある人物 やオブジェクトを、カメラで撮影することで、CGと実写を組みあわせた映像制作を後処理なく実現する映像制作手法に取り組んでいます。

また、コストパフォーマンスに優れたカメラトラッキングシステム (LinkBox) を独自開発することで、収録コストの削減や、またグリーン/ブルーバックによるバーチャルセットシステムにも対応しています。

 
 

バーチャルプロダクションによる撮影現場

VGIオリジナルカメラトラッキングシステム “ LinkBox "




 < バーチャルプロダクション 撮影時システム構成例 > 




 ■ Virtual Production (VP) システムインテグレーションサービス

◯ VP環境の構築サポート










VGIでは、新しいCGベースの撮影手法として運用実績が高まっているVP(バーチャルプロダクション)システム環境を、システムインテグレーションサービスとして、お客様に適した機材選定、コンサルテーションからシステム導入、サポートまで提供致します。



◯ VP環境での映像制作サポート

 

バーチャルプロダクションは、ロケ地への移動の負担や日時、天候に左右されることなく、出演者の拘束時間を短くし効率的に撮影できるだけでなく、美しい映り込みの再現や、撮影後のポストプロダクションの負荷を下げることでトータルの製作期間を短くできるなど、数多くのメリットを持つ撮影手法です。

VGIでは、バーチャルプロダクションによる映像制作をサポートすべく、VP環境のレンタルとオペレーションを行うサービスをご用意しております。撮影現場への出張、システム設置、撮影時の映像送出作業はもちろん、Unreal Engineに取り込むためのCGアセットへのアドバイスなど、バーチャルプロダクションによる撮影が始めてのプロダクションにおいても、撮影終了までサポート致します。

 


 ■ Extended Reality (XR) システムインテグレーションにも対応

Extended Reality (XR)は、VR や AR技術を応用したものを指しますが、その一つとして、Virtual Productionの手法で撮影されたLED背景の撮影映像に、リアルタイムにCGオブジェクトを合成。AR的なキャラクターを追加したり、LED領域外に背景の延長を追加描画することで、LEDディスプレイの範囲を超えた領域も描画領域として活用できます。

XRは、撮影後の映像に再描画を行うため、正確なカメラトラッキングシステムに加え、使用するカメラのレンズの歪補正が必要となる等、高度な技術が必要となります。VGIでは、XRシステム構築のコンセルテーションを行い、お客様に最適なシステム選定、機材選定をお手伝いさせて頂きます。




 [ VGI オリジナル製品 / VGI インテグレーションPC ]

■ Unreal Engine セットアップPC

  VGIが独自にUnreal Engineとバーチャルプロダクションの環境をインテグレーションした PC Workstaion。
  バーチャルプロダクションを行うのに重要なシステム性能とグラフィックス性能を備えています。

■ LinkBox

  VGI独自のカメラトラッキングシステム。
  FreeD D1プロトコルにより、Unreal Engineを始め、カメラの位置情報を使うバーチャルプロダクション。
  グリーンバック合成ソリューションに活用可能。ワンタッチ原点リセット等、使いやすさを実現。

■ PowerTake

  Blackmagic Design社 HyperDeck Studioシリーズの再生コントロールを行う Windowsアプリケーションソフトウェア。
  HyperDeckに接続されたメモリー内にあるクリップ情報を読み出し、再生順序をGUIで設定することで
  容易にプレイリストや再生順序をコントロールできます。

〔 Unreal Engine セットアップ PC 〕 

VGIインテグレーション 
※モニター別 

〔 LinkBox 〕  

VGIオリジナル 
カメラトラッキングシステム
 
※データ変換は削除 

〔 PowerTake 〕  

VGIオリジナル  
HyperDeck Studio 再生コントロールソフトウェア


   





〈 VGI 機材設備・導入協力 〉

★ TSP R&Dスタジオに、バーチャルプロダクション デモルームを公開

  東京サウンドプロダクション(TSP) 撮影センター内 芝浦海岸R&Dスタジオに
  LEDパネル、カメラトラッキングシステム ”LinkBox” を設置し、バーチャルプロダクションの運用が可能な
  デモルームとしてオープンしました。

  VGIでは、このデモルームへバーチャルプロダクションの機材設備の設置と導入に協力致しました。
  パーチャルプロダクションの導入、撮影の検討をされている方は是非ご見学下さい。(見学の問い合わせ : rcg@vgi.co.jp)

 
     

〈 VGI 撮影協力 事例 〉

 
「近代 by H ZETT M

「Fantasia by H ZETT M」

サンケイエンジニアリング リクルートビデオ
「翔べ 未知の世界へ!君のつくる未来は超・おもしろい!」




〈 参考・参照情報 〉

 PRONEWS 記事:

★ ブリッジリンクがバーチャルプロダクションシステムを計画
  ビジュアル・グラフィックス等と協力して環境構築と実動作検証の様子を公開
  https://jp.pronews.com/special/202107201500208871.html

★ ピアニストH ZETT MのMVをブリッジリンクとVGIバーチャルプロダクション
  システムで撮影。監督とカメラマンはどのように感じたのか?
  https://jp.pronews.com/special/202111021200231383.html

★ ブリッジリンク/ビジュアル・グラフィックス共同開催、バーチャルプロダクション内覧会レポート
  https://jp.pronews.com/column/202205111207290082.html



 〈 IntreBEE2021 セッション動画 〉 ※2021/11/17 録画

  タイトル:「Virtual Productionは制作現場をどう変えるか?」
  (ナビゲーター:VGI 戒能 / 特別ゲスト:CINEMATOGRAPHER 小林 基己 氏)